介護職員の疑問を解決するブログ

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NHK クローズアップ現代+「最新技術で老後は安心!?“デジタル介護”最前線」まとめ 2022年2月1日22時放映 

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今、日本の介護が大きく生まれ変わろうとしている。
その立役者は、最新鋭のデジタル機器や介護ロボットだ。
導入した介護施設では、高齢者の熟睡が促進され、転倒が防止できるなど生活の質が大きく改善している。
さらには、施設職員の業務も効率化され、本来すべき介護業務に集中できるなど好循環も生まれている。
しかし、導入コストや機器の習熟など大きな壁も。
どうすれば“デジタル介護”が広がるのか、最前線の現場から考える。

今回はクローズアップ現代+「最新技術で老後は安心!?“デジタル介護”最前線」の紹介です。
昨年放映された内容ですが、現在はどうなっているのか、参考にして頂ければと思い、転記しました。

 

「最新技術で老後は安心!?“デジタル介護”最前線」の番組の内容と考察

 

熟睡できる・転落防止… デジタル化で生活の質がアップ!?

現場で採用されているロボット(介護機器)紹介 

・施設内巡視するロボ、特殊な光線で手すりも消毒
 ドアを開けて居室内に入り、入居者チェック
・職員の移動手段はセグウェイ
・職員は端末保有
・各部屋にはベッドに体動、安眠しているか呼吸、心拍数がわかるセンサー設置
 (マット下に設置可能 深く眠れた人は青 浅い人は黄色)
・排尿センサー 下腹部に設置し膀胱内の尿量を測定、基準値に達すると報告
・天井にカメラセンサー設置 利用者がベッドから降りる、転倒した際の前後一時間を録画撮影
 内容は職員のスマホに情報連絡 適時更新

その結果、睡眠時間も長くなったとの事
毎回扉を開けての巡視が不要に
職員の巡視時間37%軽減

 

ただ話す利用者様ははっきり話しており、紹介されていた施設は自立度はやや高めな可能性もありますので、どこの施設でも良い効果が認められる、ということはないかもしれません。

 

入力は手書きからタブレットへ変更
こちらもコピーなど転記業務が多い介護業界にとっては助かる時短サポートです。
介護の仕事には様々な書式があり、手書きの場合、事故報告書一つでも報告書の他に日誌や情報共有用の申し送りなどに記載が必要でした。
タブレットに変更することで、入力された内容が共有箇所に転記され、同じ内容を書くことが減りました。

結果
利用者と関わるゆとりが生まれる
介護福祉士の仕事は雑務も多かったのですが、それを他に頼る、もしくはサポートをすることで時間の有効化を図る内容です

 

 

デジタル化が進まない現場 コスト負担・操作が不慣れ…


デジタル介護の問題点


多くの介護現場では、国からの補助金などがあるものの、導入が進んでいない
地方では職員不足でデイサービスの休止もある

・デジタル化へのコスト タブレット1台で10万円はする為、高コストである
ただ複数回記載の必要な場合もあり、それをなくす事ができるなどのメリット多い
・センサー機器を使いこなせない場合もある
お試しで設置しても、職員から使えないとの声もある
入眠センサー系は職員が起床時間に合わせて介護出来る機器です。
ですが人員の都合で一斉起床 一斉介護をしている起床ではあまり意味をもたないです。


結局起床介助には人手が必要であり、時間をずらした配膳も同様、最終的に手厚い介護には手厚い人員が必要なのです。

そもそも設定に慣れておらず、使いこなす事ができない事も。
デジタル化が進む事で、介護される側とする側の関わりが減る事になるのでは?という疑問もありました。

 

 

最新技術で老後は安心!? "デジタル介護"最前線

元来介護は経験と勘によるベテラン対応が要でした。
その理由として
利用者様の体調を目線で把握、対応出来る技術
チームで仕事をしていくマニュアルと対応力
他職種との連携と、確実な報連相
などがありました。

 

ですが、数値化する事で良い介護を提供できるようになるのでは、質の向上と共に、生産性の向上をかかげ、国でも科学的介護に焦点をつけて行っています。
デジタル化する事で支援を効率化できる、ただこの事で人資源をないがしろにはしないで欲しいものです。

2025 32万人の介護職員が不足

デジタル化に関しては壁に当たっている施設も多いのが現状
IT関連の補助金の活用が勧められている。
この補助金は2023年時点でも継続しており、機器を活用するための資源になっています。

 

デジタル化したいが進め方が… 行政が寄り添いながら支援

どうすればデジタル化が進むか取材された内容について

状況と必要な支援考察
職員3名の産休により、業務困難に
北九州での介護ロボット普及センターからの支援
機器導入前の相談
機器の選定・導入
導入後のフォローをしてくれる
伴走型の支援

 

①業務の見える化 どの業務に時間をどの位使っているか
②デジタル機器の選定 夜間の職員を減らすにはどの機器が効率的か
機器の体験可能 アシストスーツやベッドに設置するセンサーなど


デジタル化で何を目指すのか 利用者・家族の"生活の質の向上"

 

介護のデジタル化窓口は全国に14か所設置
家族もデジタル化の本質を理解するべきという話もあり

目指すは利用者・家族の生活の質向上
全てを人がやるのではなく、代行してもらい必要な場面に人を使う

 

まとめ

今回はNHK クローズアップ現代+「最新技術で老後は安心!?“デジタル介護”最前線」をまとめました。

現状、ここまでやっている介護施設はモデルとなる施設くらいしかないと思われますが、少しずつは補助金もあり進んでいっています。

とはいえ、この変更は数年単位での移行になるかと思われます。

 

何しろセンサー機器だけでも100人規模の施設では3000万円以上かかるとか(;´・ω・)

整備されたころには人口減少がはじまってきそうな気がしますが、逆にその頃の介護職はかなり負担が減っているのでしょう。

 

 

いかがだったでしょうか?
こちらのブログでは介護関連の報道をNHKを中心にまとめています。
これからも投稿していきますので、このブログを気に入ってくださり、また見てもいいかな、と思って頂ける方は読者ボタン、はてなブックマーク、スターを頂ければ幸いです。
見て頂き、ありがとうございました。

 

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