介護の業界はブラック寄りな介護施設が非常に多いです。
だいたい個人的な感覚ではホワイト:中間:ブラックの割合が2:3:5位な印象であり、特に最低賃金が低く人口が少ない地域では介護施設のブラック率はアップしやすくなります。
人口が少ない地域では他産業も少なく、介護職以外の選択肢が少なく、そのため人材を大切にしようとする意識は低下、ブラックになりやすいです。
介護業務の性質の根本が奉仕であり、稼ぐことを考えるのはよくない、といった間違った意識が広まっていたこともブラックが多い要因でしょう。
介護施設にブラックが多い根本的な理由としては
・勤務内容が時間で区切りにくい
・仕事の評価がしにくく、追求もされにくい業務形態
・大きな利益を期待出来ない業界である
・顧客は困窮者が多い
などがあります。
ホワイトな業界の勤務条件に適合していないため、どうしても介護施設はブラック環境は多くなるのが実情です。
ここでは評判の悪い介護施設は何故ブラックなのか、実感と共に紹介していきます。
- 評判は悪い介護施設にも働く人は常にいる
- 評判の悪い介護施設はほぼブラック
- ブラックな介護施設が評判が悪い5つの理由
- 評判の悪い介護施設ブラックは個人力でもっている
- 介護施設で働く場合は知人の紹介と人材紹介会社どちらがいい?
- 転職で狙うべきは人材紹介会社からの紹介で入社可能なホワイトモデル
- まとめ
評判は悪い介護施設にも働く人は常にいる
評判の悪い介護施設でもパート職員にとっては、実は働く環境はあまり変わりません。
パート職員にとっては
あまり細かいことを考えなくていい
同じ仕事を繰り返せばいい
ホワイトもブラックもパートでは時給はあまり変わらない
介護施設の環境はこのような意識ですので、パート職員は募集すれば集まります。
正社員はどうでしょうか?
評判の悪い介護施設は口コミで評判が悪いという意味ですが、介護職員同士の横の繋がりを持っていない場合は、そういった情報は入手出来ません。
特に新卒職員など介護の仕事に就く初期の場合、評判をどこで知るかもわかりませんし、ブラックもHPなど見える場所はとても良いように作成しています。
まあ、そうしないと職員が来なくなりますし、そういうトコにはコストをかけます(^o^;)
自分がいなくなると回らなくなる、そういった意識が植え付けられ、最低限の正社員数は保持できます。
評判の悪い介護施設はほぼブラック
評判の悪い介護施設はまずブラックと思って問題ありません。
・労働環境
・報酬
・勤務時間
この3つがブラックは非常に悪いです。
介護3Kと昔よく言われていましたが、この3Kを保持しています。
まず働かない方がいいですし、介護職員への搾取レベルが非常に高いため
・疲労の蓄積
・昇給がなく、労働者としての価値が高められない
・介護職員としてのスキルアップができない
労働者としての今後にも響きかねません。
そもそも根本的に労働者は長く勤務することで評価を上げ報酬が上がります。
ブラック介護施設で長く仕事をすると、ホワイトへ転職出来たとしてもそちらの職場で働ける時間が短くなり、結果的に報酬が高まりにくくなります。
ブラックな介護施設が評判が悪い5つの理由
ブラックは介護施設は評判が悪い理由はいくつかありますが、次の5つがその主な理由です。
介護施設としての質が悪い、利用者さんへの対応にも問題が発生しやすく、結果介護職員も仕事しにくい環境になってしまっていました。
①チームとしての介護が出来ていない
②外国人の職員が多い
③上層部が現場に関心がない
④清掃が行き届いていない
⑤作業内容の効率化が出来ていない
その結果、申し送りがきちんと出来ず満足した介護が出来ない環境になります。
ここで大きな問題となる点が出勤30分以上前などに出勤など、前残業とも言える業務が常態化してしまうことです。
もちろん残業手当などが出ませんし、いわゆるサービス残業です。
ブラック介護施設で働くと、
業務時間が長く生活に余裕がなくなる
↓
給与が低く、生活の自由度が下がる
↓
仕事のことしか考えられなくなる
↓
自分がやるしかないと思う
↓
抜け出せなくなる
の悪循環にもなってしまいがちです。
介護職員としてのスキルは上昇していきますが、継続して居て良い環境ではありません。
転職も年齢が高くなるとやりにくくなる傾向がありますので、判断は早めにした方が良いでしょう。
おすすめ介護転職支援サイト
評判の悪い介護施設ブラックは個人力でもっている
評判の悪いブラック介護施設は何故継続して勤務できるのか、それには理由はあります。
評判の悪い介護施設の正社員の特徴
・時短スキルが高い
・業務をとにかく早くこなすことができる
・利用者さんを見捨てられない
・いなくなると回らない、やめさせてもらえない
こういった介護施設は正社員の人数も多くありません。
長時間勤務やコロナなど感染流行時期には、かなり過酷な連続勤務になります。
これって労働基準法大丈夫なのだろーか・・・そう感じることも珍しくないですね。
16連勤とかもあった気がします(´;ω;`)
一人の介護職員でカバーしている部分が大きく、活躍していると思ってしまうかもしれませんが、実際は利用されているだけです・・・。
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介護施設で働く場合は知人の紹介と人材紹介会社どちらがいい?
信頼のおける同業者がおり、紹介してもらえるのであれば知人の紹介の方がいいです。
実際にホワイト施設では知人の紹介で入社する人も多いです。
養成校出身の介護職員
勤務している介護職員が紹介し入社する介護職員
でほぼ埋まっています。
そういった施設では人員の採用基準が高めであり、転職先で探すのは難易度は高いです。
自分で情報収集し、聞きたいことは自分でしっかり聞くことができる人材でなくては入社は難しいです。
人材紹介会社からの紹介では入社はしにくいですね。
転職で狙うべきは人材紹介会社からの紹介で入社可能なホワイトモデル
カイゴジョブなどの人材紹介会社を使っても勤務会社はホワイトでない場合も多いです。
転職支援をする人材紹介会社の最大のメリットは、受け取った求人情報の内容が正確である、その一点です。
求人内容が違う場合はお互いの関係が悪くなりますので、会社同士の付き合いならではのメリットでしょう。
転職で狙うべきは
・職員の教育に関して具体的かつ、力を入れている施設
・年収など金銭的な待遇が明記してある
・処遇改善金の金額が明記してある
・年間休日は120近辺
基本的に営業規模が大きく、複数の施設を運営している会社です。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
介護施設で勤務しているとブラックな近隣の勤務環境をよく聞きます。
一見ありえない、と思うような勤務環境もブラック介護施設ではよくあることです。
ブラック介護施設にも入居している利用者さんがおり、なくてはならな存在ではあるのですが、もう少し勤務環境を良くして欲しいと思ってしまいます。
介護の処遇改善は順調に進んでいますし、ケアマネの処遇改善も提案されるようになってきました。
介護職員の処遇が改善されてくれば、ブラックは減るでしょうか?
どの業界でもブラックな環境の会社がなくなることはありません。
転職は知識を持って挑むこと、転職は競争である、当記事が参考になれば幸いです。
見て頂きありがとうございました。